Early Versionから現行版への移行
日経Linux2009年8月号に掲載したEarly Version(0.1)から最新版に移行する方法を説明します。
予約済みテーブルや何かが消えていい場合
データを保持する必要がないのなら、config.phpのTBL_PREFIXをRecorder2_などに変えて、新規インストールしてしまうのが手早いです。その際には、ユーザーアカウントで設定したcrontabのエントリを必ず削除し、epgrecのインストールと設定に記されている方法でcronを登録し直してください。
データを保持したまま移行
最新版では追加機能のためにテーブルにレコードの方を変更したり、レコードが追加されていますので、phpMyAdmin?などを使って既存テーブルに変更を加える必要があります。
channelの型をvarchar(10)に
Recorder_ReserveTbl?、Recorder_ProgramTbl?、Recorder_ChannelTbl?にあるchannelというレコード(channel_idではありません)の型をintegerからvarchar(10)に変えてください。
Recorder_ReserveTbl?にレコード追加
Recorder_ReserveTbl?に次のようなレコードを追加してください。
レコード名 | 型(長さ) | デフォルト値 |
autorec | integer(11) | 0 |
mode | integer(11) | 0 |
Recorder_ProgramTbl?にレコード追加
Recorder_ProgramTbl?に次のレコードを追加します。
レコード名 | 型(長さ) | デフォルト値 |
autorec | tinyint(1) | 1 |
上書きとconfig.phpの新規作成
現行バージョンのtar.gzアーカイブを展開してEarly Versionを上書きします。その上でconfig.php.sampleをconfig.phpにリネームして設定し直してください。新たに設定すべき項目が増えているのでEarly Versionのconfig.phpはそのままでは使えないです。
initdb.phpの再実行
新たに追加したKeywordテーブルを追加するためinitdb.phpを再実行します。
$ initdb.php
cronの設定変更
ユーザーアカウントで追加したcrontabのエントリを削除してepgrecのインストールと設定に説明されている方法で/etc/cron.d/の下にエントリを追加します。
とりあえず、以上の作業で移行できると思います。